タワマンの人間関係は希薄?ウェルカムパーティに夫婦で参加して感じた「ちょうどいい距離」

タワマン購入と暮らし

タワマンでは、住民同士の付き合いがほとんどない。

実際に住み始めてから、私もそう感じていました。

エレベーターで一緒になれば挨拶はします。でも、同じフロアにどんな人が住んでいるのかは、いまだによく分かりません。

干渉されずに暮らせるのは気楽な反面、この先ずっと暮らしていく場所なのに、住民の顔がまったく見えないことには少し心細さもあります。

そんななか、マンションの入居者を対象にした「ウェルカムパーティ」が開催され、夫のイモ夫と参加してきました。

若いカップルが圧倒的に多い会場で、私たちのようなシニア夫婦は浮いてしまわないのか。住民同士はどこまで親しくなるのがよいのか。

実際に参加して感じた、タワマンの人間関係と近所付き合いについてお伝えします。

タワマンのウェルカムパーティに夫婦で参加

今回のウェルカムパーティは、入居者同士の交流を目的に開催されたイベントです。

当日の進行は、次のようになっていました。

  • 開会・イントロダクション
  • お楽しみ企画「自己紹介ビンゴ」
  • クロージング

「パーティ」といっても、飲食をしながら自由に歓談するような華やかなものではありません。

入居者同士が顔を合わせ、自己紹介ビンゴを通じて会話をするという、比較的参加しやすい内容でした。

ただ、知らない人ばかりの場所へ夫婦で出かけるとなると、やはり少し緊張します。

私は同じマンションにどんな人が暮らしているのか興味がありましたが、イモ夫は最初、参加にあまり乗り気ではありませんでした。

それでも、せっかく設けられた機会です。

「一度くらい参加してみてもいいんじゃない?」

と誘い、夫婦で出かけることにしました。

普段のタワマン生活では住民の顔がほとんど見えない

タワマンに住み始める前は、たくさんの世帯が一つの建物で暮らすのだから、住民同士で顔を合わせる機会も多いのではないかと思っていました。

ところが、実際に暮らしてみると、住民との接点は驚くほど少ないものです。

エントランスやエレベーターですれ違うことはありますが、交わすのは「こんにちは」「おはようございます」といった挨拶程度。

同じフロアの住民であっても、名前はもちろん、家族構成も分かりません。

大勢が暮らす大規模マンションなのに、普段は人間関係のわずらわしさをほとんど感じない。それはタワマンの快適さの一つだと思います。

一方で、災害や大きなトラブルが起きたときには、近くにどんな人がいるのか分からないことが不安につながるかもしれません。

特に私たちは、これから年齢を重ねていきます。

べったりとした近所付き合いは望んでいませんが、顔を見れば挨拶できる人が同じ建物に何人かいるだけでも、安心感は違うように思います。

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会場は若いカップルが圧倒的に多かった

パーティ会場に集まった住民を見ると、若いカップルが圧倒的に多いことに驚きました。

普段、エントランスやエレベーターホールですれ違うのも若い世代が中心です。

「やっぱり、このマンションは若い人が多いんだ」

と改めて実感しました。

私たちのようなシニア夫婦は場違いではないかと少し心配になりましたが、会場を見渡すと、同年代と思われる方もちらほらいらっしゃいます。

これまでマンション内で同世代を見かける機会が少なかったため、「ちゃんと同じくらいの世代の人も暮らしているんだ」と分かっただけでも、参加した意味がありました。

大規模マンションには多くの世帯が暮らしていますが、生活時間や利用するエレベーターが違えば、普段まったく顔を合わせない人もいるのでしょう。

一度に住民が集まる催しだからこそ、マンション全体の住民層を少しだけ知ることができました。

自己紹介ビンゴが会話のきっかけに

お楽しみ企画として行われたのは、「自己紹介ビンゴ」です。

単に「自由に交流してください」と言われても、知らない人に自分から声をかけるのは難しいもの。

しかし、ビンゴという目的があることで、参加者同士が話すきっかけが生まれます。

一人ずつ全員の前に立って自己紹介をする形式ではなかったため、私たちも構えすぎずに参加できました。

同じマンションに住んでいるという共通点があるので、初対面でもまったく話題がないわけではありません。

これまではエレベーターですれ違っても、挨拶だけで終わっていた人がいたかもしれません。

こうした催しをきっかけに一度でも言葉を交わしておけば、次に会ったときには、もう少し自然に挨拶できそうです。

連絡先の交換は、今回はやめておいた

会場では、参加者同士で連絡先を交換してもよいという案内もありました。

同じマンションに気軽に話せる人がいたらいいな、という気持ちはあります。特に同年代の方とは、もう少し話してみたいとも思いました。

でも今回は、連絡先の交換まではしませんでした。

マンションの住人は、何か特別な事情がない限り、これから長く同じ建物で暮らしていく人たちです。

親しくなれたら心強い一方で、距離が近くなりすぎて関係がうまくいかなくなっても、簡単に離れることはできません。

エントランスやエレベーターで顔を合わせるたびに気まずくなれば、住み続けることの障害にもなりそうです。

近くに住んでいる人と親しくなりたい。

でも、近くに住んでいるからこそ、慎重に距離を縮めたい。

その両方が正直な気持ちです。

今回は無理に連絡先を交換せず、会ったときに挨拶をしたり、マンションのイベントで少し話したりするくらいにしました。

何度か顔を合わせるうちに、気の合う人と自然に関係ができていけばよいと思っています。

最初は参加を渋っていたイモ夫の反応

参加前はあまり乗り気ではなかったイモ夫。

私が誘わなければ、おそらく一人では参加しなかったでしょう。

そのため、「無理に連れてきてしまったかな」と少し気になっていました。

ところが、パーティが始まると、それなりに周囲の人と話しています。

終了後も、疲れ切った様子や不満そうな様子はありませんでした。

イモ夫の性格からして「楽しかった!」と大げさに喜ぶことはありませんが、どうやら嫌ではなかったようです。

知らない人ばかりの催しでも、夫婦で参加すれば心強さがあります。

どちらか一人では気が進まない場合も、二人なら参加へのハードルが少し下がるのかもしれません。

ビンゴの景品にコーヒーをもらって帰宅

自己紹介ビンゴでは、景品としてコーヒーをいただきました。

豪華な賞品というわけではありません。

それでも、夫婦で初めてマンションの交流イベントに参加した記念のようで、なんだかうれしいものです。

コーヒーを手にして自宅へ戻り、私たちのウェルカムパーティは終了しました。

参加前は少し緊張していましたが、終わってみれば、思っていたより気軽に参加できる催しでした。

大規模マンションは住民交流の機会も充実している

大規模マンションの魅力というと、立地、セキュリティ、共用施設などが注目されます。

実際に暮らしてみて、それらに加えて感じたのが、住民同士のコミュニティづくりにも力を入れていることです。

世帯数が多いマンションでは、何もしなければ住民同士の関係は希薄になりがちです。

そのため、入居者が顔を合わせる機会をマンション側が用意してくれることには意味があると感じました。

毎日のように交流する必要はありません。

イベントへの参加も、もちろん自由です。

普段はそれぞれの生活を大切にしながら、ときどき顔を合わせられる。困ったときには、同じマンションで見たことのある人がいる。

私たちには、そのくらいの距離感がちょうどよさそうです。

大規模マンションだからこそ人間関係が希薄になる一方で、大規模マンションだからこそ、このような交流企画を開催できるのかもしれません。

タワマンの近所付き合いは「挨拶できる関係」で十分かもしれない

今回ウェルカムパーティに参加しても、マンション内に親しい友人ができたわけではありません。

連絡先も交換しませんでした。

それでも、どのような世代の人が暮らしているのかを知り、何人かと直接言葉を交わせたことで、マンションが少し身近な場所になりました。

タワマンの近所付き合いは、親しくなることだけが正解ではないと思います。

  • 会ったときには挨拶をする
  • イベントでは少し会話をする
  • 顔を見たことがある人を増やす
  • 必要以上に相手の生活へ踏み込まない

これくらいの関係でも、まったく知らない者同士で暮らすより安心できます。

特に、今後も長く住み続けたいマンションだからこそ、急いで親しくならず、お互いに心地よい距離を保つことが大切なのではないでしょうか。

まとめ|希薄だけれど孤立しない距離が心地よい

タワマンで暮らしていると、普段は住民同士のつながりをほとんど感じません。

しかし今回のウェルカムパーティでは、若いカップルだけでなく、私たちと同年代の住民も暮らしていることが分かりました。

自己紹介ビンゴのおかげで会話のきっかけができ、参加を渋っていたイモ夫も、終わってみれば嫌ではなかった様子です。

連絡先の交換はしませんでしたが、無理に距離を縮める必要はないと思っています。

普段は干渉せず、会えば挨拶をする。ときどき催しで顔を合わせ、少しずつ顔見知りが増えていく。

「希薄だけれど、孤立はしていない」

そんな人間関係が、タワマンで長く暮らすにはちょうどよいのかもしれません。

ビンゴの景品にもらったコーヒーを持ち帰り、私たちの初めてのウェルカムパーティは終わりました。

タワマンへ住み替えてから分かったのは、人間関係だけではありません。バリアフリー、買い物や通院の便利さ、騒音、エレベーターなど、住んで初めて気づいたことがたくさんありました。

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60代を前に30年暮らしたマンションを売却し、半年間の仮住まいを経て、このタワマンへ入居しました。査定から売却、2度の引越し、新居への入居までの流れはこちらにまとめています。

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