タワマンの「眺望」、正直そんなに重要じゃなかった話

タワマン購入と暮らし

タワーマンションに引っ越すと聞くと、十中八九「景色いいんでしょ?」と聞かれます。私もそうでした。契約前は「夜景を見ながらワインを飲む生活」みたいなものを、うっすら想像していたんです。

あれから約2ヶ月。結論を先に言ってしまうと、眺望、そんなに重要じゃなかったです。

街を眺める時間、実はほぼゼロ

引っ越す前から薄々気づいていたことではあるのですが、私、外の景色をぼーっと眺めるという行為自体をほとんどしません。以前のマンションでも、窓の外を見るのは洗濯を干すときくらい。カーテンを開けっぱなしにすることもなく、景色がどうとか考えることは滅多にありませんでした。

「でもタワマンなら違うはず」と思っていたんですが、住んでみたら見事に同じ。窓の外に広がる景色を見るために足を止める時間は、生活の中にほとんど生まれません。仕事をして、家事をして、ごはんを食べて、寝る。その合間に「あ、景色」と思い出すことは、想像していたよりずっと少なかったです。

ベランダで唯一、景色と向き合う瞬間

せっかくだからということで、唯一景色と向き合うタイミングをつくりました。洗濯物をベランダのハンガーにかける作業のときです。

干す手を止めて、ふと顔を上げる。そのわずかな数秒だけ、せっかくの眺望を「見た」という実感が持てます。逆に言えば、その数秒以外は、景色のことをほぼ考えていません。洗濯という生活動作のついでに、景色がちょっとだけご褒美としてくっついてくる。そのくらいの距離感です。

雲の流れだけは、よく見えます

景色全体への興味は薄いのですが、唯一「これはいいな」と思うのが雲の流れです。高い位置から見ると、雲が思った以上に速く、はっきりと動いているのがわかります。

地方に行った時に、山々の向こうに見える雲を、そのまま自宅でみることができるのは、ちょっと嬉しかったです。

カーテンを開けっぱなしにできる、という地味な利点

眺望はさほど必要ではなかったのですが、地味にありがたかったのが「カーテンを閉めなくてもいい」という点です。外からの視線を気にする必要がなく、日中ずっと開けっぱなしにできます。景色を楽しむというより、開放感と採光の良さが日常的なメリットとして地味に効いています。これは住んみて、あらためてよかったと思える点でした。

共用ラウンジ、まだ一度も行っていません

ちなみに、このマンションには素晴らしい眺望を楽しめる共用ラウンジがあります。入居前の案内では、その景色を見せてもらい「すごーい」と感動しました。

しかし、入居してから今日まで一度も足を運んでいません。

「いつか行こう」と思いながら2ヶ月が経過しました。これもまた、私にとって景色の優先度がいかに低いかを物語っているように思います。

眺望にこだわらなくてもいいかもしれない、という結論

タワマンというと「眺望が重要」というイメージを持つ人も多いと思います。実際、私もそう思っていました。ただ、日頃から外の景色を眺める習慣がない人にとっては、眺望の優先度はそこまで高くなくてもいいのかもしれません。

その代わりに得られるもの——日当たりの良さ、開放感、雲の動きを眺める小さな楽しみ——は、想像していた「絶景を楽しむ暮らし」とは違う形でしたが、悪くない暮らしだと感じています。

我が家には、そこまでの眺望は必要なかったのかもしれません。それでも後悔はしていません。住んでみて初めてわかることって、やっぱり多いですね。

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