いよいよ本格的にマンション売却へ。
今回お願いすることにしたのは「野村の仲介」。他社と比べて査定額は正直かなり低かった。
でも、なぜその価格になるのか、買い手の心理を交えて丁寧に説明してくれたり、マイナス面も包み隠さず話してくれて、納得できた。数字だけじゃないな、と。そして、その営業マンさんは社内で表彰されたりしていて、かなり優秀っぽいところも決め手。
築古マンションの売却の契約は「専任専属媒介」。
これにした理由は、お掃除サービスが付けられるから。
築30年以上、あちこちくたびれてきた我が家にはありがたい特典だった。
だけど、契約と撮影が先で、お掃除が後。掃除が済んだら水回りの写真だけ差し替えしてくれるそう。
契約期間は3ヶ月。
売り出し価格は、標準的な売却価格の幅のなかで一番高いラインに設定。
営業さんからは、確実に販売できる最低ラインを以前すすめられていたんだけど、やっぱりはじめから低額というのは‥。少々申し訳ない気持ちも含んで価格をお伝え。
「やってみなきゃわからないですからね」と営業さん。
契約書類には名前や住所を書いて、捺印を何度も。
けっこう時間がかかる。さらに「現在の不具合についての自己申告」も記入が必要で、
これがまた面倒だし、素人にはわからないことも多い。
とりあえず思いつく限り記入しておいたけれど、後日専門家がチェックに来るらしく、それをもとに補足してくれるそう。
少し遅れて、カメラマンさんが到着。
あまり広くない部屋なのに、撮影には30分以上かかった。
ベランダに出て、眺望の撮影もしてくれたけれど、隣のマンションから見たら「盗撮?」と誤解されないかちょっと気になってしまった。
撮影中は、部屋の電気は全部つけて、なるべく明るく見せる。
テーブルも移動して、部屋を広く見せる工夫も。
事前に自分でもスマホで写真を撮って「明るく見える角度はどこか」確認しておいたけど、
プロの手にかかるとどう仕上がるのか、楽しみでもあり、ちょっと怖くもある。
「写したくない場所はありますか?」と聞かれたので、
ボロボロの襖と、物置状態の1部屋は撮影なしにしてもらった。
隠せるものは隠す。これも売却テクニックのひとつ…かな?
そして、営業さんから見せてもらったマンション紹介文が、なんだかピンとこなかった。
やや定型的すぎるというか、「この部屋の魅力ってそこじゃない」という違和感があったので、
こちらで文章を作ってメールで翌日送ってみた。
当然ながら掲載にはレギュレーションがあるようで、すべてそのままは反映されないけれど、
「できる限り反映します」と返信がきて、ちょっと安心。
築古のマンションでも、見せ方次第で印象は変わる。
写真と紹介文、第一印象はやっぱり大事。
本気で売りたいなら、やれることは全部やっておくに越したことはない。
コメント