壊れたわけでもないけれど、引っ越しに伴ってテレビを処分することにしました。
まだ映るのにもったいない気もするが、今後使う予定がないうえに、大型家電を保管しておく場所もない。誰かに譲ることも考えたけれど、梱包や運搬の手間を考えると気が重い。買い替えもまだ先。ということで、潔く処分することに。
「不燃ごみに出せば済むのでは?」と思って調べてみると、テレビは「家電リサイクル法」の対象。決められた方法で処分しなければなりません。
テレビの処分方法
テレビは家電リサイクル法の対象製品のため、粗大ゴミとして処分することはできませんI。考えられるテレビの処分方法は以下のとおりです。
1. 家電量販店での引き取り
- 新しいテレビを購入する際の下取り
- 古いテレビのみの回収依頼
- リサイクル料金と収集運搬料金がかかりますが、店舗によっては値引きやポイント還元がある場合 があります
2. 自分で指定引取場所へ持ち込み
- 郵便局で家電リサイクル券を事前購入
- 指定引取場所まで自分で運搬
- 運搬料がかからないため最も安価
3. 指定の収集運搬業者に依頼
- 自治体が許可した業者が自宅まで回収
- リサイクル料金+収集運搬料金が必要
4. 購入した店舗での引き取り
- テレビを購入した家電店に回収を依頼
- 購入時のサービスの一環として対応してくれる場合も
5. リサイクルショップでの買取
- まだ使えるテレビなら売却可能
- 処分費用がかからず、逆に収入になる
6. フリマアプリ・オークションサイト
- 個人間での売買
- 自分で配送手配が必要
家電リサイクル受付センター
自治体が案内しているのは「家電リサイクルセンター」。インターネットで申し込みができ、収集運搬までもやってくれます。
ただし、運搬料として、3,500円かかります。
その結果、16型以上のテレビを廃棄するには、6,470円(リサイクル料金2,970円 + 運搬料金3,500円)かかります。
「高いっ!」
リサイクル料金がかかるのは仕方ないとして、運搬料金が3,500円かかるのは想定外でした。
テレビ廃棄 自分で運べば6,470円→2,970円

今回は、どこで購入したかも覚えていなかったので、郵便局でリサイクル券を買って自分でリサイクル施設へ持ち込むことにしました。
郵便局で「家電リサイクル券を購入したい」と窓口で伝えると、リサイクル対象の機種とメーカー名を聞かれました。あらかじめメモしておいたので、その場で記入。
手続きに必要な費用は以下の通り。
- リサイクル料:2,970円(32型テレビ)
- 郵便局手数料:220円
- 合計:3,190円
持ち込む場所は、指定引取場所として登録されている区内のリサイクルセンター。車にテレビを積み込み、リサイクル券と一緒に持参。
受付はスムーズで、係員の方の指示にしたがって、受付を行い、テレビにリサイクル券を貼って終了。所要時間はわずか1分程度でした。
運搬の方法に覚束ない人や短時間で片付けたい場合、収集依頼も有効ですが、車や体力があるなら自分で持ち込む方法が費用的に優れた選択だと実感しました。
昔と違って家電処分は仕組みも費用も変わった
テレビ処分には、ただ粗大ゴミで出せば済む時代ではなくなり、法律と仕組みに従った正しい方法が求められることを今回学びました。
知らずに処理しようとすると、余計な手数料を払うことにもなりかねません。
まとめ:テレビ処分の前に費用と方法を確認しよう
- テレビ(分類:16型以上)はリサイクル料金約2,970円
- 郵便局でリサイクル券購入時に振込手数料が必要
- 自分で指定引取場所に持ち込む場合と、自宅回収を依頼する場合では、費用に倍以上の差が出ることも
- 面倒でも自分で持ち込めるなら、その方が圧倒的に経済的
「テレビの処分」を検討している方は、費用感と手続きの流れをきちんと把握してから動くことをおすすめします。
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