今朝、ポストにひとつの速達封筒が届きました。
あのタワーマンションの販売会社からきた「申込書類一式」。
身が引き締まるような、でもどこかふわふわした気分になりました。
封を開けると、中には書類の束。
販売スケジュールの冊子、重要事項説明書、申込書、そして注意事項のプリントが何枚も。
その雑多な書類が、まるでこれからの人生の方向を左右する「未来の設計図」のようにも思えて、
胸の奥が少しざわつきます。
本命ではないけれど、「今」が目の前にある
実はこの1年、「あの間取りが出たら買おう」と決めて、ずっと待っていました。
けれど、希望していたタイプの部屋はいまだに販売時期未定のまま。
今回案内されたのは“本命”とは違うタイプの部屋。
それでも、駅近で、老後の暮らしを考えたら十分すぎるくらいの条件。
悪くない。
でも、やっぱり……迷ってしまいます。
もし次回、本当に欲しかった間取りが出てきて、それが今回より安かったら?
そんな“もしも”を考えてしまう。
それを営業さんに正直にこぼすと、きっぱりとした口調で返ってきました。
「値上げは確実です。今後、価格が下がることはありませんよ」
イモ夫も「今さら安くなるなんてありえないよ」と、あっさり。
……わかってる。
頭ではわかってるつもりなんです。
でも、ず〜〜〜と思い描いていた間取り。それを諦めるんだから。すっぱりいけないのもしょうがない。
不安と期待と、それでも前を向く決意
そんな心の揺れ動きの中に、「申込書類一式」が届いてしまったものだから、
ますます落ち着かない。
最初はただ「新しいマンション、素敵!欲しい!」とワクワクしていたのに、
現実が近づくにつれて、
「ここで本当にいいの?」「これで後悔しない?」と、迷いや不安が波のように押し寄せてくる。
洋服や家具を買うときの「ちょっと高いけどどうしようかな」とは、まったく違う。
年齢的にも金額的にも、これは、私の人生で一番大きな買い物であり、最後の大勝負。
この選択ひとつで、これからの30年の景色ががらりと変わる。
テーブルの上の申込書。手付金を支払う前なら引き返せる
今、申込書類はテーブルの端にそっと置いたまま。
記入もしていないし、封筒も閉じていない。
ただ、時おり目をやりながら、
少しずつ、少しずつ、心の準備をしています。
本当に後悔しないのか。まだ手付金を支払っていないから、引き返すのなら今だ。
焦らずに、静かに、自分の気持ちを整えていこうと思っています。
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