タワマンを検討するとき、理想をすべて叶えるのは難しいもの。私も購入を決めるまでに、「諦めた条件」と「譲れなかった条件」がありました。体験談としてまとめます。
諦めた条件
タワマン購入を検討し始めたとき、最初は「駅直結」「広めの間取り」「収納の多さ」など欲張りな希望ばかり並べていました。けれども現実にモデルルームや図面を見ていくうちに、すべてを求めるのは不可能だと実感。
- 駅から徒歩5分以内
- 間取り
- 予算内に収まること
これらは「叶えば理想」でしたが、価格や立地とのバランスを考え、最終的には諦めることも視野にいれて物件探しをしました。
諦めた条件① 眺望
タワマンといえば眺望が命、と言われることもあります。資産価値を考えれば大切ですが、実際に今の住まいで外の景色を眺める時間はそう多くありません。私たちにとっては優先度が低く、眺望は諦めた条件のひとつになりました。
諦めた条件② 希望の間取り
本当は別の間取りを希望していましたが、なかなか売り出されず、しかも期を追うごとに値上がりが続きました。そのため思い切って別のタイプを選ぶことに。結果として予算は700万円ほどオーバーしましたが、抽選で外れるリスクを考えると、この判断でよかったのだと思います。
譲れなかった条件
一方で、絶対に妥協しなかったのが 方角 です。今のマンションでの西陽の暑さを体感しているため、西向きは絶対に避けたい!これは絶対でした。
- 西陽がささない方角
- 駅近
- 将来売却するときに資産価値が維持しやすい
この3つは、どうしても外せない条件でした。
譲れなかった条件=方角
唯一「絶対に避けたい」と思ったのが西陽です。今の南西角部屋では夏の暑さに悩まされ、冷房に頼る日々でした。冬の寒さは重ね着でしのげても、暑さはどうにもなりません。そこで新居では西陽だけは避けることを第一条件に。これから温暖化がすすむなか、北向きもいいと思っていました。
しかし、将来ガーデニングを楽しむかもしれないと思い、北向きは選ばず、ある程度日照のある部屋を選びました。
譲れなかった条件=立地の良さ
もう一つ、どうしても譲れなかったのが立地です。駅近で、しかもマンション内に店舗があるので、悪天候の日でも買い物が楽に済みます。周辺にもマンションは建設されていますが、利便性を考えるとやはりここが一番だと実感しました。
駅近だと徒歩圏内にいくつものスーパーや病院があります。これから先、どこかが痛くなったり、目が見えにくくなったりすることもあるでしょう。
そんなとき、近くに必要な店舗があるということは必要不可欠に思えました。
また、これから先免許返納もあるでしょう。そうなったときにも行動範囲が狭まらないよう、バスや電車の乗り場が足元にある物件はシニア向けとも言えます。
まとめ:妥協と優先順位で納得のタワマン購入
タワマン購入は、一生に何度もない大きな決断。だからこそ、すべてを手に入れようとするより、自分にとって譲れない条件をしっかり見極めることが大切だと感じました。もちろん資金が豊富にあれば、優先順位は関係ないのでしょうが。
限りある資金では「諦めることは失うことではなく、本当に欲しい暮らしに近づくステップ」——そう思えたからこそ、今の選択に後悔はありません。
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