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築古物件に住んで4ヶ月。内見ではわからなかった「リアルな現実」を全部話します

マンション売却と住み替え

築48年のマンションに引っ越して、もう4ヶ月と少しが経ちました。
「家賃が安い」その1点で、飛び込んだ築古物件ライフ。
実際に住んでみてわかったのは、内見では気づかなかった”築古物件ならではのこと”が、思った以上にたくさんあったということです。
まもなく引っ越す予定なので、記念に(?)全部まとめておこうと思います。

この記事でわかること

  • 築古物件のコンセント・設備事情のリアル
  • 洗面所なし生活で起きた意外な変化
  • においや隙間風など、住み始めてから気づくこと
  • 築古物件に住んでみて感じた、正直なところ

コンセントが1つしかない。しかも冷蔵庫の裏に

まず最初に直面した問題が、キッチンのコンセントです。

コンセントの位置確認までしっかりしていなかったのは失敗でした。実際に住み始めてから気づいたのは、キッチンにはコンセントが1つしかないこと。そしてその1つが冷蔵庫置き場の裏側にあるということ。冷蔵庫を置いたら、もうそのコンセントには普通アクセスできません。

この物件が新築だった昭和50年代、キッチン家電の種類はどれほどあったのでしょうか。炊飯器はあったかもしれませんが、電子レンジが一般家庭に普及したのは1980年代後半。当時の設計者に罪はないのですが、現代に生きる私たちには少々つらい現実です。

いまどきのキッチンに必要なコンセントを数えてみると——炊飯器、電子レンジ、電気ポット、コーヒーメーカー……軽く4〜5口は欲しいところ。1口では到底足りません。

さらに困ったのが、電子レンジのアース線です。
キッチンにアース端子がないので、電子レンジを安全に設置する場所がありませんでした。アース端子があったのは和室。仕方なく、電子レンジは和室に置いて使っています。ご飯を温めるたびに和室へ小走り——これが毎日のルーティンになりました。

延長コードやテーブルタップで対処はできますが、タコ足配線は火災リスクもあります。築古物件を選ぶ際は、コンセントの数と位置を必ず内見時に確認することをおすすめします。

洗面所がない。鏡は浴室にしかない

この物件には、洗面所がありません。

歯磨きも洗顔も、すべてキッチンのシンクで行います。最初のうちは「まあ、慣れれば平気かな」と思っていたのですが、住んでみてじわじわと気になってきたことがあります。

鏡を見る機会が、極端に減るのです。

洗面所があれば、朝起きて顔を洗うとき、ドライヤーをかけるとき、着替えを整えるとき——自然と鏡に向き合う機会があります。でも鏡が浴室にしかないと、意識しないと自分の顔を見ません。

気づいたら「今日もちゃんと顔を見ていないな」という日が続くように。
肌荒れやニキビに気づくのが遅くなりますし、化粧ノリの確認もできません。
これは確実に老けの原因になりそう……と、密かに危機感を抱いています。

築古物件に限らず、古い間取りの物件には洗面所がない、あるいは極めて狭いケースがあります。「鏡の有無」は内見チェックリストに入れておくことをおすすめします。

テレビの置き場所問題。壁の位置が絶妙に使いにくい

和室にテレビを置くと、別の部屋からは見えない——これも住んでみて初めて気づいたことです。

壁の位置が微妙で、どこにテレビを置いてもリビングや台所から画面が見えない角度になってしまいます。ご飯を食べながらテレビを見たい派の方には、じわじわとストレスが積み重なる間取りです。

内見のときは「ここにテレビを置こう」と置き場は決めたのですが、見え方までは考慮していませんでした、実際の家具配置は住んでみないとわからない予想外がありますね。間取り図だけでなく、壁の向きや開口部の位置もしっかり確認するべきでした。

ベランダが狭い。そして高所恐怖症には地獄

ベランダの奥行きが非常に狭く、外置きの洗濯機がギリギリ置けるくらいのスペースしかありません。

洗濯物を干すとき、ベランダの端に立って洗濯物を伸ばすと——眼下が見えます。高所恐怖症の私には、これがなかなかの試練でした。

最初の数週間は、毎朝冷や汗をかきながら洗濯物を干していました。やっと最近になって慣れてきましたが、慣れるまでに4ヶ月かかったということは、慣れが難しい環境だったということでもあります。

においがある。内見ではわからなかった

これは築古物件に住む前に知っておきたかった、と強く思うことです。

内見のときはまったく気にならなかったのに、住み始めてからにおいが気になるようになりました。古い建物特有の、湿気と年月が混ざったようなにおいです。

特に気になるのがキッチン下の収納です。扉を開けると、下水管が板一枚で隔てられているだけの構造になっています。板をずらすと、そのまま下水に通じているような作りで——防臭の機能は最低限。においが上がってくることがあります。

内見はたいてい短時間で終わります。においは「その場に長くいること」でわかるもの。
築古物件の場合は管理会社に「においに関するトラブルはないか」を確認するといいかもしれません。

換気扇が勝手に回る。玄関は隙間風入り放題

風が強い日は、スイッチを切っている換気扇が勢いよく回ります。

最初は「えっ、なにか壊れた?」と焦りましたが、これは換気扇本体の問題ではなく、建物の気密性の低さからくる現象です。外からの風圧で羽根が押し回されているのです。築古物件ではよくあることだそうで、慣れれば「今日は風が強いな」と察知できるようになりました。

玄関ドアも同様で、隙間風が入り放題です。冬は玄関周りがひんやりと冷えていました。気密性を高めるためのテープを貼るなど対処できますが、根本的な解決にはなりません。

さらに、キッチン横の窓には網戸がありません。冬に越してきたからよかったものの、夏だったら虫が入り放題の環境。ちょっと考えものですね。

上の階の足音より、窓の音が響く

狭小物件ということもあり、単身者が多い物件でした。上の階からの足音に悩まされることはほとんどなく、その点は助かっていました。

ただ、ひとつ気になったのが音の響き方です。隣接した部屋のベランダへの窓を開ける音が、まるで自分の部屋の窓が開いたかのように響いてきます。壁や窓の防音性が低いために起きる現象で、最初は「誰かが部屋に入ってきた?」とびっくり。これまた今では慣れました。

入居して僅かの間に3回も水回りのトラブルにあう

これまぁ、驚きですが、引っ越してから短期間に3回も水回りのトラブルにあってしまいました。

1回目は引っ越した当日。洗濯機につながる水道から水がでない‥!最初は接続が悪かったのかと思っていましたが、蛇口だけにしてみても、水が出ない!いきなり大家さんに電話です。

2回目は、お風呂の湯船にためたお湯を流したら、キッチンが水浸しに!下水管が詰まり気味だったようで、一気にお湯を流したら、下水合流地点のキッチンから水が溢れてしまったようです。これまた大家さんに直電。

3回目は、トイレの水が止まらなくなって、溢れかえったこと。修理担当者が来てくれる日まで数日間は、トイレの水の元栓をしめて、バケツで水をためて流していました。

3回とも水回りの修理業者さんは一緒で、3回目には「またですか‥」というひとことが。それ、私が言いたいんですけどっ!!!!

築古物件は水回りのトラブルに注意です。

築古物件に住んでみて——正直なところ

まもなく引っ越します。この4ヶ月を振り返ると、正直なところ「大変だったな」と思うこともあったけど。でも同時に、「住んでみなければわからなかったことを、たくさん学んだ」とも思っています。

コンセントの数、洗面所の有無、においの問題、気密性の低さ、網戸の有無——これらは実際に毎日の生活に影響してくる要素です。

体験してみなければわからないことがある。それが今回の、いちばんの収穫だったと思っています。

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